パリと病院と花粉症。




さてさて、

パリで苦しめられた花粉症は、急速に治ってきていて嬉しい限り。

来週のオープンアトリエまでには、

普通の人間として皆さまにお会いできそうです。

せっかくなので、どこかの誰かのお役に少しでも立てればと

花粉症と、病院についても覚え書きを。

なお、今回、写真と内容は関係がありません。

花粉にも病院にもご興味のない方は、

新緑のパリの心地よい写真だけをお楽しみくださいませ。



パリの花粉症の原因で、

一番多いのはマロニエの花粉なのだそう。

日本のスギ花粉、ヒノキ花粉とはちがうので、

日本の花粉症の薬を飲んでも効果がないのが辛いところ。

そもそもわたしは日本では花粉症持ちではなく、

去年の春も、花粉症になった記憶はないのですが

“二年め発症”って、結構あるみたいです。こわい。


しかしながら、

フランス風邪はフランスの薬で治せ、というように

フランスで風邪を引いて辛かったときも

薬局で市販の薬を買ったらすぐにピタッと症状がなくなり

効くのが早すぎてちょっと怖い…とさえおもった覚えがありました。

おそらく日本よりも強いお薬なのではないかとおもいます。

しかしながら花粉症に関しては、

薬局で

「木のアレルギーだとおもう、つらい、ほんとつらい。」

とお岩さんフェイスで涙目で訴えたところ、

ふむふむと神妙な面持ちで頷かれた後

出されたのは

目薬と、消毒の布(Lingette)。

これ(布)で目の周りを拭いて、
目薬をさしてください、とのこと。

なぜか目の周りの拭き方を丁寧に説明されたけど、
(上から下にと、下から上に拭くらしい)

目薬も、普通のやさしい目薬だし、

なんの効果も現れず。

おうちにあった、インドメタシン配合とかいう強力そうな目薬も試してみたけど

一瞬で目が赤くなった。

なんか違う効果だったのかもしれない。

人間じゃないものに変身する、とか。

ネットで検索してみると、抗アレルギーの飲み薬も市販されているようなのだけど

皆、それで治しているのだろうか。



ブロカントで話したオーナーさんには、

目薬をすすめられたけど、何か別の目薬があるのだろうか。

日本のアレグラみたいな、即効性のある抜本的な解決策はないのだろうか。

ちなみにそのオーナーさんは、

わたしの息子もアレルギーなの、かわいそうだから安くしてあげるわね

と言って、何も言っていないのに値引きしてくれました。

空港で出会ったアメリカ人女性からも、

わたしもアレルギー持ちなの、わかるわ、つらいわよね、

と肩を叩かれてティッシュをくれました。

皆、どうもありがとう。

他人の厚意にわたし、生かされてます。




この季節にパリへ行かれる方で、

花粉症が心配な方は

日本の花粉症の薬は意味がないけれど、

多分アイボンとか、ご自身の愛用している目薬とか、

皮膚科のお薬を持参されることをおすすめします。

あと、自分の肌にあったスキンケアも。

わたしが一年いた感想としては、

日本では国産コスメを、フランスではフランスのコスメを使うのが肌にいい感じがして

フランスではsisleyをつかっていたのですが

今回は他のブランドのものをトラベルセットで持っていったせいか、

なにを塗ってもヒリヒリして、

慌ててラ・ロッシュ・ポゼ(フランスの皮膚科医発ブランド)のスキンケアを買いそろえたけど

それでもしみて痛かった。。

あえて脅すわけではないですが、

特に日本とは花粉症がピークになる時期が違うので、

急にこの痛痒いのはなんだ!?となったとき、誰かの役に立てればとおもい、書いておきます。

あ。サングラスもちょっとは効果があります。

花粉を防ぐというよりは、荒れた目を隠せる効果が。



病院についてはわたしではなく、

今回、高熱を出した家人を日曜日に休日診療に連れて行ったのですが

そのときに知ったことも色々。

これもまたメモとして、

箇条書きにしてみます。

■診療所と病院は違うニュアンス。
おそらく、診療所がかかりつけ医、病院はおおごと、みたいな。

■診療所で処方箋をかいてもらって薬局へ行くという流れは同じ。
ただし、薬局で貰う薬は箱単位。
つまり、日本と違って飲みきらなかった端数というのが発生する。
家にもそういう飲み残しみたいなお薬がごろごろあったけれど、
これは、同じ症状が出たときに便利というべきか、
薬物を個人に必要量以上に出して保管させるのっていいのかしらとか、
消費期限的なものもあるしとか、考えると微妙な気がする。
すべてのリスクは自己責任の国だから、そんなことは誰も考えないのだろうけれども。

■なんと、処方箋の中に書いてあったワクチンと注射器も、
普通の飲み薬などと一緒に薬局で渡される。
びっくりして、「え、これわたしがやっていいの?」と聞いたら、
「まさか。お医者さんに持っていって注射してもらって」
と言われて病院へ再び。
ほっと胸を撫で下ろしたものの、
そもそも注射器とかって、薬局で渡しちゃっていいものなのか。
わたしが知らないだけで、日本もそういうケースがあったりするのだろうか。
もしわたしがうっかり注射してみたくなっちゃったりしたら、
大変なことになるかもしれないのに。
まあそれもまた、上に同じ。

■熱を測る体温計が、ピストルみたいなかたちで、頭にあてて測ってた。

■基本的に、どの病院もお医者様もRDV(事前予約)が必要。
日曜日お休みのところがほとんど。
薬局も同じでほとんど休みだけど、地区によって空いている薬局は必ず一軒はあるので
ネットの情報よりも、病院で確かめるのが無難。

■パリのお医者さんもやっぱり適当なのかなと思っていたけど、
意外とすごく親切でした。処置の仕方は大雑把だったけど。
(注射後の、絆創膏はって、10分安静にしていてくださーい、とかは無い。)
心配や緊張でドキドキしているとき、お医者さんが優しいと本当にほっとする。

■おおきな魚には気をつける。


暁子さん、色々と親身に助けていただいてどうもありがとうございました。


健康って、なによりも大事。

会社員ではない今は特に、自分の身体が資本、文字通り。

健康であることが、すべての基盤になっている。

ちょっとした不調ぐらいは今までは気合いで“なかったことに”して乗り切れていたけれど

体力をつけたり、健康管理に気を遣ったり、

これからはしていかなきゃなあと思いました。

まだまだ、進化してゆきたいもの。



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