Pretty Things.



カフェめぐりは好きだけれども

めぐりめぐって

ほんとうに居心地の良さをおぼえる場所、

ふと、ああ、あそこで珈琲飲みたいとゆらりおもう場所は

それほど多くない。

そこに必要なのは、

ただ“心地よい”だけではなくて

はっきりと肌で感じずとも、うぶ毛をぴりりと走る

微弱な電流のような要素なのだとおもう。

そう感じたのが、駒沢大学のPretty Thingsに訪れたとき。


ちいさなカフェの木の扉を押し開けると、

ふわあっと

珈琲豆を焙煎するときの、あのしあわせな香りに包まれた。


このタイルをはじめ、内装につかわれているものたちは

イタリアやアメリカ、ポルトガル、フランスなどからオーナーがあつめてきたもの。

珈琲を飲むためのカップだって可愛い。


隠れねこカフェでもある。


ブックカフェというほどではない、

何の意図もなしに美容院で手に取る雑誌のような身軽さで置いてある本たち。

でも、それらのセレクトは決して、適当な消費ではない。


レコードと、

オーナーがすきなLPのコレクションがあり、

会話のなかで、これが聴きたい、といえばかけてくれる。

わたしは音楽に詳しい訳ではないけれど、

どういうわけか、ここでかかっている音楽はいつだってどんぴしゃりなのだ。

ビートルズだったりクイーンだったり、

ゲンズブールだったり、

はたまた

m-floの“one sugar dream”だったり東京事変の“歌舞伎”だったりする。

オーナーと話していて、

one sugar dreamに出てくるあのカフェというのは、

オーナーが一軒目にだしたBowery kitchenのことで

それがこのPretty Thingsの八軒となりにあるのだと知った。

LISAのあの心地よい歌声がすっかり耳から離れなくなっていたし、

ごはんが美味しいと言うので、

夜ご飯をそちらでいただくことにした。

特に、きのこオムレツは逸品だった。


店員さんは、いつ行っても気さくな美女ばかりだし

オーナーも、初対面のお客さんにも垣根なくどこから来たの?と話しかけてくれる。

もちろん、考え事をしていたり、本を読んでいる時は

そっと、放っておいてくれる。

ちかごろ、東京で、もっかお気に入りの場所です。



12月5日・6日、東京でクリスマスリースやコンポジションの
ワークショップを開催します。
詳しくはこちら。


Instagram: maisonlouparis

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