夏の鎌倉のススメ。


JR鎌倉駅からバスに乗って

浄妙寺へ行きます。


境内のなかの喜泉庵で、 冷たいお抹茶と生菓子をいただきます。


女郎花という名のお菓子。

それから


ひたすら枯山水の庭を眺めて


ぼんやりします。


穴から庭を覗いてみます。




これは、水琴窟。


竹筒に耳を当てると、かすかな音がきこえます。

琴の音に見立てた昔の人は、心が豊かですね。

暑い日ですが、目を閉じて聴いていると、ひんやり涼しさを感じます。


鎌倉駅へ戻ったら、

今度は江ノ電に乗ります。

海が見えたら江ノ電を降りて、


海の見えるテラスで、


潮風を感じながら、またひたすら


ぼんやりします。

心ゆくまでぼんやりして、

ちょっと浜辺に出てみたくなったら


だいぶざっくりした標識ですが、

今日は大仏でなく、海岸へ。


夕陽が海に落ちて、光の道が伸びています。江ノ島も見える。

海沿いの国道を歩いて、近くの駅まで。


車窓から、また海を眺めながら


最後に駄目押し、ぼんやりします。


都内へ帰る電車のなか、

海辺でたくさん見かけた、日焼けしたサーファーたちの楽しそうな笑顔を思い出しながら、

わたしもちょっとやってみたいかも、などと思いつつ、

気付いたらうとうとしています。


夏の鎌倉、夢うつつ。


心に太陽光と潮風をとじこめて、

また、都会に戻って行きます。